川西市で肝臓内科をお探しの方へ

川西市の前田ホームクリニックでは、健診で肝機能の数値異常を指摘された方、だるさ・食欲低下・黄疸(皮膚や白目が黄ばむ)・かゆみ、右上腹部の違和感がある方の診療に対応しています。

はじめての方へ

肝臓は“沈黙の臓器”と言われ、症状が出にくいまま進行することがあります。当院では、数値だけで判断せず、生活習慣や服用中のお薬、合併症リスクまで含めて総合的に評価します。過度な制限や不安を与えないことを大切に、現実的に続けられる食事・運動・飲酒コントロールをご提案。検査結果はわかりやすくご説明し、再検査や連携病院での精密検査が必要な場合もスムーズに手配します。

当院の肝臓内科の特徴

診察室

前田ホームクリニックの肝臓内科は、日本肝臓学会専門医が、健診異常の再評価から慢性肝疾患の長期フォローまで一貫して対応します。数値だけに依らず、生活習慣・併存疾患・内服歴を踏まえた総合評価で、無理のない治療計画と通院スケジュールをご提案。必要に応じて近隣の基幹病院と密に連携し、精密検査や入院治療の導線もスムーズに整えます。

日本肝臓学会専門医による診療

肝臓診療の専門資格を有する医師が、脂肪肝(MASLD/MASH・旧NAFLD/NASH)、ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、自己免疫性肝疾患、肝硬変など幅広い病態を丁寧に診療します。初診では既往歴・飲酒量・薬剤歴・体重変化などを詳しく伺い、リスク層別化(今すぐ対応が必要か、どの程度の頻度で経過を見るか)をわかりやすくご説明。生活・食事・お酒のコントロールは「続けられる範囲」で具体策をご提案し、数値・症状の変化を見ながら無理なく改善を目指します。

川西市立総合医療センター肝臓外来・国立循環器病研究センター肝臓内科専門外来での経験

院長は川西市立総合医療センター 消化器内科 肝臓外来および国立循環器病研究センター 肝臓内科専門外来での診療経験を有しています。基幹病院で培った知見をもとに、必要な検査の選択、フォローの間隔、合併症予防の視点まで含めて実践的にご提案可能です。高度検査・治療が望ましいケースでは、適切なタイミングで迅速に紹介し、治療後の逆紹介(かかりつけ復帰)まで責任をもって伴走します。

近隣医療機関との連携体制

精密画像検査(CT/MRI等)や入院治療、専門的処置が必要な場合は、川西市立総合医療センターなどの連携先へ速やかにご案内します。紹介状の作成→検査・治療予約→結果共有→当院での継続フォローまでを一つの流れとしてコーディネート。検査結果や治療内容は当院でも把握し、日常の生活指導や再発・進行予防を切れ目なくサポートします。まずは当院にご相談ください。

このような症状があればご相談ください

弱っている肝臓

だるさ・食欲低下・黄疸・かゆみ

理由のはっきりしない強いだるさや食欲低下は、肝機能の低下で見られることがあります。皮膚や白目が黄色っぽく見える「黄疸」、全身のかゆみ、濃い色の尿や色の薄い便が続く場合は、肝臓や胆道の障害が隠れている可能性があります。薬・お酒・サプリの影響を含めて総合的に評価しますので、気づいた時点で受診をご検討ください。※急に黄疸が強くなった、意識がもうろうとする、激しい腹痛がある場合は至急ご連絡ください。

右上腹部の違和感・腹部膨満感

みぞおちの右側(肝臓のある部位)の重さ・張り・痛み、食後の違和感やお腹の張りが続くときは、脂肪肝・肝炎・胆のうや胆管のトラブルなどが関係することがあります。腹部エコー検査は痛みが少なく、肝臓や胆のうの状態把握に有用です。数日〜1〜2週間で改善しない、繰り返す、強くなる場合は当院へご相談ください。

健診で「肝機能異常」を指摘された

AST・ALT・γ-GTPなどの上昇は、一過性のこともあれば、継続的なケアが必要な場合もあります。飲酒習慣、体重変化、内服薬・サプリ、既往歴を確認し、必要に応じて再検査(血液/腹部エコー)やフォロー計画を立てます。健診結果票と現在服用中のお薬一覧をお持ちいただくと、スムーズに評価できます。まずはWEB予約またはお電話でご相談ください。

健診で「肝機能異常(AST/ALT/γ-GTPなど)」を指摘された方へ

肝臓と内科医

健康診断で肝機能の数値が高いと指摘されても、すべてが重い病気というわけではありません。ただし、放置すると進行するタイプの肝疾患もあります。前田ホームクリニックでは、数値・生活習慣・服薬歴をあわせて評価し、無理のない改善策とフォロー体制をご提案します。結果票をお手元に、まずは当院へご相談ください。

まず確認したいポイント

  • 結果票の内容:AST/ALT/γ-GTPの値、再検査の指示有無、過去との比較。
  • 直近の生活:飲酒量・暴飲、寝不足、発熱、脱水、激しい運動、脂っこい食事の連続は一時的上昇の原因になります。
  • お薬・サプリ:鎮痛薬、コレステロール薬、抗生物質、漢方、サプリ等で数値が変化することがあります。処方薬は自己判断で中断せず、当院で確認してください。
  • 再検の目安:節酒・食事調整などを1〜2週間行い、必要に応じて再検査を行います(γ-GTPは飲酒影響を受けやすい指標です)。
  • 持ち物:健診結果票/お薬手帳/サプリの名称。WEB問診に記入していただくと評価がスムーズです。

放置リスクと早期受診のメリット

  • 脂肪肝(MASLD/MASH):体重・代謝の改善で良くなる一方、放置で線維化が進むことがあります。
  • ウイルス性肝炎(B・C):いまは治療選択肢が豊富で、早期に見つけるほど将来の合併症リスク低減が期待できます。
  • アルコール性・薬剤性:原因を特定して調整すれば改善が見込めます。
  • 早く評価するほど、生活のどこを直せば良いかが明確になり、通院頻度や検査も最小限で済ませやすくなります。

次のステップ

  • 問診・確認:飲酒量、体重変化、既往歴、服薬・サプリを整理。健診結果を精読します。
  • 血液精査:AST/ALT/ALP/γ-GTP/総ビリルビン/アルブミン/血小板 などを確認し、必要に応じてB型・C型肝炎の項目も追加します。
  • 腹部エコー:肝臓・胆のう・胆管の状態を確認。痛みが少なく、初期評価に有用です。
  • 追加検査:所見に応じて、連携医療機関でCT/MRIや肝硬度評価(エラストグラフィ等)を手配します。
  • プラン説明:原因別に、続けられる生活指導+薬物療法の要否をわかりやすくご説明。
  • フォロー:初期は1〜3か月間隔で数値と症状を確認し、安定後は3〜6か月間隔へ。改善度を見ながら調整します。

「再検の時期は?何から始める?」と迷ったら、そのまま受診いただいて大丈夫です。WEB予約・WEB問診のご利用で、来院後のご案内がスムーズになります。

当院で診る主な肝疾患

当院では、健診の数値異常から慢性肝疾患の長期フォローまで、日本肝臓学会専門医が一人ひとりの生活背景も含めて評価・支援します。必要に応じて腹部エコーや血液検査を行い、連携医療機関での精密検査(CT/MRI 等)もスムーズにご案内します。

脂肪肝(MASLD/MASH・旧称NAFLD/NASH)

体重・代謝・飲酒などが関わる脂肪肝は、放置で線維化(硬さの進行)へ向かうことがあります。当院では、血液検査・腹部エコー(必要時は肝硬度評価)で現在地を把握し、続けられる食事・運動・体重管理を具体化。無理のない節酒や内服の見直しも含め、定期的に数値と画像で改善度を確認します。

ウイルス性肝炎(B型・C型)

まずは感染の有無と活動性を確認します。B型は定期フォローと抗ウイルス療法の適応を検討し、C型は現在は治療選択肢が充実しています。家族内感染対策(B型ワクチンなど)も丁寧にご説明。高度治療が適切な場合は連携先へ速やかにご紹介し、治療後の逆紹介(かかりつけ復帰)まで伴走します。

アルコール性肝障害

飲酒量・飲み方・合併症リスクを整理し、現実的に続けられる減酒プランをご提案します。血液検査とエコーで経過を追い、薬剤・サプリとの相互作用も確認。重症化が疑われる場合は連携医療機関での精査・入院治療につなぎ、日常生活への復帰をサポートします。

自己免疫性肝疾患・原発性胆汁性胆管炎(PBC)など

原因が自己免疫と考えられる病型は、早期の診断と長期フォローが大切です。採血(自己抗体・胆道系酵素など)と画像で評価し、必要に応じて専門的検査や治療を連携先と協力して実施。日常生活の注意点やワクチンの考え方も含めて、わかりやすくご案内します。

肝硬変・門脈圧亢進症の管理と合併症予防

肝硬変は合併症予防と定期モニタリングが鍵です。血液検査・エコーで状態を確認し、腹水・黄疸・意識変化などの兆候を早期に察知。必要に応じて上部消化管内視鏡(食道静脈瘤の評価)や高度治療を連携先で行い、当院での栄養・生活指導と合わせて再発・進行を抑える体制を整えます。

気になる症状や健診結果があれば、WEB予約・WEB問診をご利用のうえ当院へご相談ください。

当院で行う主な検査

クリニック

肝臓の状態は血液検査・画像検査・機能評価を組み合わせて判断します。過剰な検査は避けつつ、必要十分な項目を選び、結果はわかりやすくご説明します。

血液検査

AST/ALT/ALP/γ‐GTP/総ビリルビンで炎症や胆道系の状態を確認し、アルブミン・血小板・プロトロンビン時間(PT-INR)で肝機能や線維化の進み具合を推測します。必要に応じてB型(HBs抗原等)・C型(HCV抗体等)のウイルスマーカー、脂質・血糖(MASLD※脂肪肝の背景評価)も確認します。採血は短時間で終了しますので、健診結果票とお薬手帳をご持参ください。

腹部超音波(エコー)による評価

お腹にゼリーを塗ってプローブをあてる痛みの少ない検査です。肝臓の脂肪化・硬さの目安、結節の有無、胆のうポリープ・結石、胆管の拡張、腹水の有無などを確認します。所要は10〜20分程度。検査内容により飲食を控えていただく場合があります(胆のう評価が必要なとき等)。当日のご案内またはWEB問診でお知らせします。

画像検査

エコーで追加精査が必要な所見がある場合や、腫瘍性病変・胆道疾患などの詳細評価に用います。撮影は川西市立総合医療センター等の連携医療機関で実施し、当院が予約調整から結果説明、以後のフォローまで一貫して対応します。造影検査の可否や注意点は事前に丁寧にご説明します。

肝硬度評価

肝臓の硬さ(線維化の程度)を非侵襲的に推定する検査です。血液検査だけでは分かりにくい進行度を把握でき、治療やフォロー間隔の決定に役立ちます。院内または連携先で実施し、結果はエコーや採血所見と合わせて総合的に評価します。

治療方針と通院の目安

前田ホームクリニックでは、「続けられること」を最優先に、生活習慣の調整と必要十分な医療を組み合わせて進めます。検査数値だけでなく、体質・お仕事・ご家庭の状況まで踏まえて、無理のない計画をご提案します。

生活習慣・食事・アルコールの指導

  • 食事:主食・主菜・副菜のバランスを整え、甘い飲料・間食・夜遅い食事を調整します。タンパク質は毎食こまめに、揚げ物や脂質のとりすぎは控えめに。
  • 体重・運動:目標は短期の急減ではなく、ゆるやかな減量(例:3〜6か月で体重の3〜5%)。普段の歩数アップ+無理のない有酸素運動、軽い筋トレを併用します。
  • お酒:ゼロか大量かの二択ではなく、現実的な減酒プランをご提案(休肝日の作り方、会食時の工夫、代替飲料など)。
  • サプリ・市販薬:数値に影響することがあります。お薬手帳や摂取中のサプリをご提示ください。必要に応じて見直しを行います。

薬物療法の考え方(疾患別の基本方針)

  • ウイルス性肝炎(B・C):活動性と肝機能を評価し、抗ウイルス療法の適応を検討。適切な時期に連携先で治療を開始し、当院で継続フォローします。
  • 脂肪肝(MASLD/MASH):生活改善が軸。合併する血糖・脂質・血圧なども同時に整え、薬物療法の是非を個別に判断します。
  • アルコール性肝障害:減酒/断酒支援と栄養最適化を中心に、合併症や栄養不足の評価・補助を行います。
  • 自己免疫性肝疾患・PBC など:専門的治療が必要な場合は川西市立総合医療センター等と方針共有。副作用や合併症を含めて密にモニタリングします。

※お薬の種類・期間は検査結果と体質により個別に説明します。

定期フォロー(数値・画像のモニタリング)

  • 間隔の目安:初期は1〜3か月ごとに採血(AST/ALT/γ-GTP、アルブミン、血小板など)を確認し、安定後は3〜6か月へ。
  • 画像評価:必要に応じて腹部エコーを実施。肝硬変や高リスク例では3〜6か月ごとの画像評価で合併症を早期に察知します。
  • 追加精査:CT/MRI、肝硬度評価(エラストグラフィ等)は連携先で実施し、結果は当院でわかりやすくご説明。
  • 見直し:毎回、食事・運動・飲酒・内服状況を確認し、「続けられる計画」に微調整します。

通院間隔や検査内容は病状で変わります。迷ったらそのままWEB予約・WEB問診からご相談ください。

脂肪肝(MASLD/MASH)の診療

肝臓

リスク評価

脂肪肝は、糖尿病・脂質異常・高血圧・肥満(内臓脂肪)・睡眠時無呼吸などと関係が深い病気です。まずは採血(肝機能、胆道系酵素、アルブミン、血小板など)と腹部エコーで脂肪化や結節の有無を確認し、血液データから線維化リスクの推定も行います。必要に応じて連携先で肝硬度(エラストグラフィ)やCT/MRIを追加し、重症度に応じた目標とフォロー間隔を設定します。黄疸、腹水、意識のぼんやり、強いむくみが出た場合は早めに当院へご連絡ください。

体重管理・食事・運動の実践ポイント

「完璧」を目指さず、続けられる小さな改善を積み重ねます。飲料は水・お茶を基本に甘い飲み物を控える/主食は食べ過ぎず、たんぱく質(魚・鶏・卵・大豆)と野菜をしっかり/揚げ物・加工肉・夜遅い食事は控えめに。活動量は“+2000〜3000歩/日”など現実的な目標から始め、慣れてきたら有酸素運動に軽い筋トレを組み合わせます。お酒は休肝日を作り、量・頻度を段階的に減らします。サプリや市販薬は数値に影響することがあるため、服用中のものは問診でお知らせください。

継続フォローのスケジュール

初期は1〜3か月ごとに採血を確認し、体重・腹囲・血圧や血糖・脂質も併せてチェック。状態が安定してきたら3〜6か月間隔に移行します。腹部エコーは6〜12か月を目安に評価(高リスクの方は頻度を上げます)。必要に応じて連携医療機関で肝硬度評価やCT/MRIを手配し、結果は当院でわかりやすく共有。毎回の診察で食事・運動・飲酒状況を見直し、“続けられる計画”に微調整していきます。まずはWEB予約・WEB問診からお気軽にご相談ください。

B型肝炎・C型肝炎の診療とフォロー

カウンセリング

前田ホームクリニックでは、日本肝臓学会専門医がウイルス性肝炎の確認から治療後の長期フォローまで一貫してサポートします。数値だけでなく、感染状況(ウイルス量)や肝臓への影響の強さ=活動性、線維化の進み具合、生活背景を総合的に評価し、必要に応じて連携病院での高度検査・治療につなげます。

初期評価

  • B型肝炎:HBs抗原/HBe抗原・抗体、HBV-DNA(ウイルス量)、AST・ALT、アルブミン・血小板、凝固(PT-INR)などを確認し、腹部エコーで肝臓の状態を評価します。
  • C型肝炎:HCV抗体で感染の既往を確認し、必要に応じてHCV-RNAで現在の感染を判定します。肝機能・血小板・アルブミンとエコー所見を組み合わせ、線維化リスクを推定します。
  • 共通:既往歴・服薬/サプリ・飲酒量・家族歴を整理し、どのくらいウイルスが増えて肝臓に炎症を起こしているか(活動性)を見極めます。必要時は肝硬度評価(エラストグラフィ等)や連携先でのCT/MRIも検討します。

抗ウイルス療法の適応と概要

  • B型肝炎:目的はウイルス増殖の長期抑制です。ウイルス量・ALT上昇・線維化の程度・年齢や合併症を踏まえて、治療の要否と開始時期を判断します。開始後は定期的な採血・画像で効果と安全性を確認し、日常生活や内服の継続を支援します。
  • C型肝炎:現在は内服中心の短期治療が主流で、治療成功が期待できます。治療の前後でウイルスの有無や肝機能、薬の飲み合わせを丁寧に確認し、連携医療機関と協力してスムーズに実施します。
  • 治療後フォロー:線維化が進んでいた方やB型の持続感染では、肝がんサーベイランス(定期検査)が引き続き重要です。間隔や内容は個別にご案内します。

家族内感染対策・ワクチン情報(B型)

  • 感染経路:血液・体液を介してうつる可能性があります(歯ブラシ・カミソリの共用は避ける、出血部位は速やかに被覆、性行為時の配慮など)。
  • 検査とワクチン:同居家族・パートナーはHBVの有無を検査し、未感染・未接種であればB型肝炎ワクチンを検討します。
  • 妊娠・出産:妊娠を希望される場合や妊婦さんは、母子感染予防について産科と連携して対応します(出生直後の予防的対応など)。
  • 日常生活:学校や仕事などの通常生活は多くの場合制限は不要です。プライバシーに配慮しながら、正しい知識で安心して過ごせるよう支援します。

健診で指摘を受けた方、過去に感染と言われたままの方、治療後のフォローが途切れている方は、WEB予約・WEB問診をご利用のうえ当院へご相談ください。検査内容や通院間隔は、状態に合わせて分かりやすくご提案します。